こんにちは!
いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます。
今回は”牧草”であるソルゴーを畑に撒いた記事です。
緑肥ソルゴー
緑肥とは、後から栽培する作物の肥料とするために畑で育て鋤きこむものです。
緑肥にも様々あるのですがソルゴーは根を下に強く張ってくれるため土壌改良にも最適です。
根を張ることで固まっていた土壌を壊して、団粒構造を生み出してくれます。
背丈も高いものでは2m80cm程度になるものもあるようです。
地力や土壌によってソルゴーの生育具合が変わり、そこから視覚的に畑の土の状態も確認できます。
今回私は、それほど耕していない箇所にもソルゴーを撒きました。
全部が全部出てくれるかは分かりませんが楽しみに待つことにします。
今回撒く箇所は、ジャガイモを掘り終わった箇所と畑の奥のほうが全く手を付けていない状態でしたので、そちらに撒きました。
”ナスの囲い込み栽培”としてのソルゴー
ソルゴーには緑肥である以外にも植え付けた理由があります。
ナスのバンカープランツとしての役割があります。
バンカープランツとは
バンカープランツとは栽培作物の病虫害被害を抑制するために天敵を増やす効果を持つ植物のことを指します。
ナスに寄って来る害虫「ミナミキイロアザミウマ」「ハダニ」「アブラムシ」などの害虫を食べるヒメハナカメムシ類やテントウムシ類が畑に集まってきてくれるため、農薬を減らして栽培することが可能になります。
障壁としてのソルゴー
初めにご紹介したようにソルゴーは根を強く張ってくれて背丈も高くなるため防風ネットより手軽な防風対策ができます。
私の知り合いのナス農家さんもソルゴーをナスの周囲に撒いていて風よけになると語っていました。
また農薬飛散においても効果があり、周囲から農薬が飛んできたり、畑で使った農薬が飛んで行ったり(ドリフトと言います。)といったリスクも抑制することができます。
ソルゴーの発芽
ソルゴーの種まきからおよそ2週間程度経過して畑で発芽を観察できました!!
だいぶ適当に撒いていたので芽が出てきてくれるか心配でしたが何事もなく出てきてくれてうれしいです。
ぐんぐん成長して2m越えくらいになってほしいなぁ。
梅雨もたくさん雨が降って、晴れ間もちょこちょこありまして雑草も茂り始めました。
雑草も出てくれることで虫は寄ってきますが、根を張ってくれるのでソルゴーとまでは言いませんが団粒構造を生み出してくれます。
また、草刈りをしてそのまま放っておくと雑草自体も肥料になります。
作物の周りの草取りは行っていますが、その内草刈りも行う予定です。
今回もAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございました!
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