こんにちは。
いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます。
ずいぶん寒くなってきました。
私の畑でも株が疲れたのもあるかも知れませんが春菊やブロッコリーの生育が以前よりゆっくりになった気がしています。
そんな中で、中葉春菊の葉先がチップバーンのような症状になっていましたので今回はそれに関する記事です。
中葉春菊の生育
以前「畑日記vol.27」で少し触れている中葉春菊ですが、その後収穫しては追肥してというのを繰り返していました。
そんな中、レタス栽培で取り上げたチップバーンのような症状が出ていたので調べてみると、やっぱり注意する症状としてチップバーンがありました。
症状としてはこんな感じです。
葉先が焼けたように茶色くなっているのが分かります。
ちなみにチップバーンは「畑日記vol.4」で簡単に説明しています。
高温多湿の影響が多いようですが今回は冬場ですのでそれはないかな。
おそらくですが、中葉春菊は収穫を繰り返すことができるのでそれによるカルシウム欠乏症ではないかと私は見ています。
夏野菜で言う尻腐れとかいう症状です。
以前「現代農業」で読んだ記事の中に夏野菜はカルシウムを多く必要とするといったものがありました。
周辺の夏野菜農家の方もカルシウムの追肥を行っていることをよく聞きます。
今回のチップバーンにはとりあえずカルシウムを散布してみようということでこの間買ってきた「消石灰」を使用します。
消石灰は冷えた水の方がよく溶ける性質を持っているので思いっきり冷たい水に溶かしました。
ただ、実際に溶ける量も全然多くないので気持ち程度のカルシウム散布になってしまいます。
消石灰がある程度溶けるまでには時間がかかるので今回は半日待ってから散布します。
と思っていたのですが、正直あまり溶けてはくれませんでした(笑)
しょうがないので固形でも残ったまま無理やりかき混ぜながら散布。
カルシウムを追肥したいときはカルシウム資材の液肥等を使用した方が間違いないですね。
消石灰水の使用事例として私が見たのが、夏野菜の潅水を行う時に消石灰水を使用するというものでした。
効き目は分かりませんが、たぶん回数が多いと思うので効果も多少は期待できるのかなと思います。
今回は少し興味があったので消石灰水を作ってみましたがなかなか手間がかかるなぁという印象。
これからも興味が出た実験などはぜひ試してみます。
今回もAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございました!
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