新規就農への道 .7

こんにちは!

いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます。

前回の記事からまた進み、ナスのハウスの見学や、パイプハウス(グリーンハウス)作りが軌道に乗ってきました!

それと免税軽油の申請といった役場の手続きもしました。

そのあたりを今回はお伝えしていきます。

目次

MEISHO FARM新規就農ストーリー

野菜の生育

春になったのでかなり虫の量は増えましたが、なんとかみんな頑張って成長してくれています。

どこに出荷できるだろうか。。。(笑)

試行錯誤が続きます。

自治会や生産組合の話合いが行われました。

3月末ということで、年度末の地域の集会が複数回開催されました。

最近では一時期回ってこなかった回覧板も回ってくるようになり、いよいよ周知されてきたなと感じます。

有難いことに、地域の寄り合いの機会には早速出席させてもらえました。

前年度の結果報告や、新年度の事案提案などが行われ、どのようにして地域の活動が行われてきたのかを見ることができました。

農業をすることは、地域の一員として生活することになるため、今の内に皆さんを見て学んでおきます。

ナス用ハウスの見学

新規就農に当たり、何の野菜をメインにしていくのが理想的か普及所や、JA、町役場の方々と話し合うなかで、現在ご活躍されている農家さんの圃場(畑)へ見学に行く機会がたまにあります。

今回はナスを視野にいれていることから、ナス用ハウスの見学をしてきました。

時間にして3時間程度、がっつりとナスの生産や、作業手順、年間スケジュールなどを教えてもらうことができました。

その中で、資材の値段の話となりその価格の高さに驚かされました。

現在は資材がどんどん高騰していることもあり、1反あたり(10m×100m)2300万程度はナス用ハウスを建設するためには覚悟したほうがいいとのことでした。

先日もらっていた資料の中では2000万円ということでしたが、資材の高騰もあり2300万円以上は発生するようです。

さらには、新規就農に関しては、運搬用の車や、農機具、作業道具など様々な道具が必要になります。トラクターもその1つですが、、。

そういう諸々を吟味すると2300万は余裕で超えてきそうです。

「認定新規就農者」に認定されると様々な面での補助金の受給を受けられますが、ハウスを建てる場合は65%補助が国と県からおりるそうですが、そこからは自費となります。

ナスの施設栽培の場合は、冬場の温度調節にかかるガス代も高いということで、なかなか今の時期に作るのはリスクが高い印象。

中古で見つかると値段によってはおもしろいのかなとは思います。

今回のハウス見学では実際の資金繰りや、現在の資材関連の現実について触れることができたので良い学びとなりました。

中古ハウス建てプロセス

一方で自分たちで建てようと計画しているパイプハウスの資材が少しずつそろい始めました。

現在作ろうとしているハウスを新品の資材でこしらえようと思えば、ゆうに20万以上の出費となります。

さらには業者さんにお願いするとそこから人件費も発生してくるため、今の僕にはきついものがあります、、、。

そのことを様々な場所でご相談していると中古の資材を持っていらっしゃる農家さんと繋がり譲っていただけることとなりました。

あきら

本当に頭が上がりません。

新規就農を始めたことで感じることは「本当に数多くの方からご支援を頂くことでなんとか歩み続けている」ということです。

残りの必要な資材がまだすこしありますが、中古資材を取り扱う業者さんともつながることができ、なんとか資材を集める目処が立ちそうです。

今回資材を運搬するために2トン車を利用しましたが、トヨタレンタカーにて8900円/6時間でレンタルすることができます。

6時間ごとに契約更新となるので、それ以降となると12時間となり、また金額が上がります。

今回は人数的にもサポートして頂き、時間にゆとりをもって運搬完了。

このあとの作業としては、錆が来ている箇所をやすりで落とし、錆止めを塗っていきます。

時間はかかりますが、焦らずに進めていきたいと思います。

免税軽油の申請

トラクターの購入と耕作人として認定を受けたことに伴って、農業者として免税軽油の申請ができるようになりました。

耕作人として認定を受けると、「耕作証明書」というものを農業委員会にて発行してもらうことができます。

あきら

300円ほど支払います。

耕作証明書をもらい、販売証明書なるものをトラクター(または他機械)を販売した方もしくは業者からもらい、それらの書類と印鑑を持って申請へ行くこととなります。

ここで注意したいことは、個人間での売買となった場合、購入を証明するための写真が必要となります。
トラクターの型式や製造番号が書いてあるプレートの写真と、トラクターを斜め前の方向から撮影し型式が分かるような写真です。

あきら

僕は一度写真を持っていくのを知らずに行ったため、二度行くこととなりました(笑)
さらに役場では免税軽油の申請を行うための決まった曜日も設定されているため、そのあたりも押さえておくと間違いないと思います。

役場(県税事務所)では、さらに複数の書類を作成する必要があるのですが、とても親切に教えてくれました。

その際、軽油を運んでもらう事業所の名前と住所も必要となります。

事業所によってリッターに対する手数料も微妙に変わってくるため、周辺の農家の方々がどこから軽油をもらっているのか、または引き取りに行っているのかを確認してみることも大切になってくるかと思います。

あきら

この申請には450円がかかります。

免税軽油の申請に関しては、税に関わることだからか書類が多いように感じました。

事前に情報を知っておくと便利だと思いますので、僕の記事ですこしでもお役に立てれば嬉しいです。

それでは今回もAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございました!

また次回もお楽しみに!

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