ニュージーランド農業旅 vol.1

こんにちは。

いつもAgri Step（アグリステップ）を読んで頂きありがとうございます。

今回は、私が2017年にニュージーランドで色々な農家の下を訪れた経験を記事にしたいと思います。

ニュージーランドはどんな国？

去年ラグビーワールドカップで大きく話題となりましたので、おそらく多くの方がご存知だと思いますが簡単にニュージーランドのご紹介をします。

外務省のデータによると、ニュージーランドは日本の約4分の3の国土の中に495万人（2019年3月時点）住んでいます。

農業が中心となる産業で、主要な輸出品目としては酪農製品（26.8%）、食肉（12.3%）、木材（11.0%）（2017年、NZ統計局、金額ベース）で主に中国、オーストラリア、アメリカや日本等に輸出を行っています。

皆さんもスーパーなどでよくニュージーランド産の作物を目にすることは多いのではないでしょうか？

日本からも多くの自動車を輸出していて、現地の道路は日本と同様に左車線右ハンドルで道も広く町内には信号がありますが、ほとんどがロータリーで最初は慣れないのでこわいですが、慣れると楽しく運転できます。

WWOOFを使って農家さん巡り

現地でどのように農家さんと知り合い、働くに至ったのかと言うと私はWWOOFに登録しました。

WWOOFは、農業を勉強したい人や旅をしたい人がウーファーとして登録すると、人手の欲しい農家さん（ホスト）の情報が得られるサービスです。

このサービスでは、ウーファーがホストの下で働くのと引き換えに住むところと食べるものを提供してもらいます。

ウーファーとしては、現地での支出を抑えながら旅ができる仕組みとなっています。

もちろんそこには給料は発生しません。

また、農家さんの下までウーファーは自分で辿り着く必要があります。

私の場合は、極力費用を抑えたかったため車を借りることなく、移動時は少なくとも8時間以上歩き回っていました（笑）

そうなるとヒッチハイクも度々行うことがあり、そこで知り合った農家さんの下へも行けるようなとてもフレンドリーな国なので移動の時間も楽しめました。

WWOOFからは、あくまで個人旅行の一環であるため、責任は個人に発生してくると説明がありました。

現地ホストの紹介ページがあり、そのサイトを通じて電話やメールでのやり取りを行い、実際に働く日程、期間などすべては自分でやり取りする必要がありました。

私がニュージーランドに到着した際は冬場でしたので、ホストの募集が比較的少ない時期で一件目から探すのには時間がかかりました。

また、ウーファーはお客さんではなく、家族の一員としてホストと生活をするため家事なども率先して手伝うことになるため、どの農家さんの下を訪れても、すべて手伝うことになりました。

それはそれですごく楽しかったのですが人によっては苦に考える人も多いようで、実際にもめごとが起こったケースも今までにあるそうです。

私はウーファーとしてニュージーランドを一周することでどの地域でどんな農業が盛んなのかを知ることができると考えました。

私の出会った農家さんは、半農半X（兼業農家）農家さんや、野菜農家、植木農家、酪農家、果樹農家さん達でした。

それぞれの農家さんの下で交流を深めることで現地の生活を知ることができました。

Agri Stepではこれから不定期ではありますが、私の「ニュージーランド農業旅」としてご紹介していこうと思います。

みなさんの暮らしの中で目にするニュージーランド産作物の背景として、ちょっぴりご紹介できることもあると思いますので是非お楽しみ頂けると幸いです。

今回もAgri Stepをお読み頂きありがとうございました！