こんにちは!
いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます!
今回は前回に引き続き野菜農家さんのもとで作業を行った記事です。
農場での収穫作業
先日のニュージーランド農業旅vol.3でご紹介したようにここの人参はとても人気があるようで、初日から人参の収穫作業を行いました。
日本では機械を使用して人参の収穫を行ったことがあるのですが、この時は手作業で収穫。
農家さんによって機械で収穫するのか、手作業で収穫するかは違い、ここでは一度に売る量が大量ではないため必要量をその時に応じて準備していました。
収穫した人参は日本で普段食べているものよりも小さく、甘みが強くておいしかったです。
自作の洗浄機を使って転がしながら洗いました。
この時は冬で、水回りは手が赤くなるくらい冷たかった思い出があります。
土がついたままでは商品にならないので必要な作業工程だったのですが、冬場は大変ですね。
綺麗に土が落ちなかった人参は機械から出てきた後にホースから水を出して洗いました。
ここでは多品目栽培を行っていましたので、他の根菜類も同様に収穫と洗い作業をした後、パッキングしました。
パッキング作業では、作物ごとにパックの仕方がパック室内に貼り付けてあり、初めて作業するWWOOFER(ウーファー)も分かるような取り組みをしていた。
別の日にはearth gemsと言う見慣れない芋のようなものを掘ったり、先日ご紹介したパースニップを収穫したりと根菜類を扱うことが多かったです。
ちなみにearth gemsの紹介をしているNZの記事がありました。
I’m eating: earth gems
皮を剥いて茹でたり、焼いたり、レンジでチンしてサラダなどの料理に使える野菜のようです。
写真も載っています。
参照:PressReader
この農場には葉物もあったのですが、私のいた期間では葉物を収穫したのは一度きりでそれ以外は根菜類の収穫をしていました。
葉物はハウス内で育てていて、私が収穫したのはルッコラでした。
他にもハウス内ではrainbow chardやレタス、ケール、ホウレンソウやハーブ類などなど豊富な野菜を育てていました。
写真のように地面に植わっていて長さ25-30mくらいの畝が10個くらいある、大きなハウスでした。
家畜のえさやり
牛を5頭程度飼育していて、作業の合間や、作業後にえさやりを手伝いました。
冬の時期は牛の食べる牧草がないため、毎日少し離れた牛舎へ向かい草をあげました。
そこで牛が食べていたのはhay(干草)ではなく、名前が調べてもよくわからなかったのですが、甘い香りのする少し湿らせた草をあげていました。
そこ以外の農家さんは基本干草を与えていたので違うことに驚いたのを覚えています。
もしご存知の方がいれば教えていただけると嬉しいです。
自家製コンポスト
コンポストは堆肥のことで、ここではオーガニックでしたので全て有機物を使い山のようなコンポストを作っていました。
・動物のフン・魚の肉
・人参などの上の葉っぱ部分
農家さんに聞いた話では、人参の葉っぱなどをコンポストの上にのせると窒素を作ってくれるとのことでした。
そのコンポストは空気を含ませることが完成させるためには必要で、機械を使えば8週間で出来上がるそう。
しかし、この農場には機械がなかったので、定期的に手作業でコンポストに空気を含ませる必要がありました。
作業としては、山のようになっているコンポストを、スコップでひたすらに掘っては後ろに投げ、掘っては後ろに投げることを繰り返しです。
コンポストとして出来上がっているかどうかは土に水分が含まれているかどうかが基準のようで、握ったときに水分が出てこないくらいになると完成らしいです。
1日で終わる量でもなく2日に分けて作業を行いました。
高さ3m、直径8,9mくらいのコンポストの塊でした(笑)
写真撮っておけばよかったです。
雑草が中で生えてこないように黒いビニールで全体を覆っていました。
コンポストの温度は70℃近くまで上昇するようで、私がかき混ぜたときもモワッとするような温かさがありました。
冬でしたので良かったですが、夏は本当に大変だろうなと思いました。
他にも細かく分けると様々な作業を行ったのですが、どの作業にしてもこだわりや決め事があり何度か怒られてしまったこともあります。
ただ、それだけ農家さんが本気で作物を作っているから自信があるのだろうなと思いました。
作業中は恐い時もありましたがかっこいい農家さんというイメージです。
収穫した日はそのままいくつかもらって、WWOOFERの仲間と料理を作って食べてみたのですがおいしくてすぐ食べてしまいました。
なかなか日本では食べることのない作物が多かったのでまたとない時間になりました。
次回は、ここでのWWOOFERの暮らしぶりをお伝えします!
不定期での更新ではありますが、是非お楽しみに(^^)
カテゴリー検索で以前の記事も読めますので是非ご使用してみてください!
カテゴリー名は「ニュージー農業体験」です。
それでは、今回もAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございました!
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