畑日記vol.19 -枯れたきゅうりの原因と対策-

こんにちは!

いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます。

今回は、いよいよきゅうりが枯れてしまったのでその原因と対策を考察しました。
 

目次

枯れたうどんこつよし

初めに植えた苗にうどんこつよし(きゅうり)が今朝枯れてしまいました。

ちなみに枯れ初めの写真はこんな感じです。

下葉から黄色くなっているのが見てわかると思います。

花も咲いてはいるものの葉が萎えてしまっています。

成長点もこのように元気がなくなってしまっているため、これ以上は厳しいと判断しました。

私も今回はじめてきゅうりを育てているので原因がはっきりわかっていませんが、調べたところ「炭疽病」もしくは「べと病」だったのではないかと考えています。

きゅうりの病気で有名なものは「うどんこ病」ですが、その場合白色のカビが発生します。

白色のカビらしきものはうどんこつよしでは見当たらず、黄色くなっていく過程が炭疽病やべと病に似ているように感じました。
 

きゅうりの炭疽病の原因と対策

炭疽病は主に露地栽培で発生しやすく、降雨による水滴が媒介となって畑に蔓延します。

病原菌は残渣として畑に残り、次期作にも影響を起こす場合があります。
 

炭疽病の対策

・密植を避ける

・風通しを良くする

・排水を良くする

・農薬散布による防除が可能

・残渣は圃場外に出す

炭疽病は野菜だけでなく果樹等でもよく聞く病気です。

私が柿畑で仕事をしていた時も発生することを聞いていたので農薬散布を行って事前防除を行っていました。
 

きゅうりのべと病の原因と対策

カビ(糸状菌)によって発生する病気で、気温が高すぎず、湿度が高い条件下で発生します。

水滴が葉に付いているときに胞子により感染します。

べと病の対策

・密植を避ける

・肥料切れを避ける

・風通しを良くする

・排水を良くする

・農薬散布による防除可能

・残渣は圃場外に出す

べと病は玉ねぎなどでもよく発生する病気ですが、糸状菌にも種類があるようで詳細となるとさらに深堀りできそうです。
 

うどんこつよしの対応

病気の原因としては、水気によるものが大きいようです。

今年は梅雨が長かったため、きゅうりの防除を行った農家さんも多いのではないでしょうか。

ただ、市場のきゅうりの値段も最近は例年以上となっているため生育環境としては厳しい年なのだろうなと育てながら感じました。

私の畑では農薬を今回は使用せずに育てていましたので、風通しを良くしたり、密植になるのをさけるためにも頻繁に芽かきやツルの処理を行ったりしていました。

しかし、やはり病気になってしまったため、途中からはきゅうりに触れた後に手とはさみと消毒を行いながら作業を行うようにしました。

今回完全に枯れてしまったため、うどんこつよしを引き抜いた後の残渣は、圃場外に持ち出して処分しました。

まだ畑にはきゅうりが残っているため、引き続き観察と収穫を続けていきます。

少しでも長く収穫できるようしっかり育ててみます。

それでは今回もAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございました!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • たまたま検索で引っかかったので見させていただきました!
    写真の中にキュウリやナスの実が見えますが、大きくて美味しそうですね。
    これからも頑張ってください!

    • 山ちゃんさん

      コメント頂きありがとうございます!
      写真を見てくださったんですね(^^)
      ほめて頂けてうれしいです。

      もっともっと上手に育てられるようにこれからも勉強していきます!

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