畑日記vol. 2-3

こんにちは!

いつもAgri Step(アグリステップ)を読んで頂きありがとうございます。

今回は先日「畑日記vol.2」に書いていた内容の追記です。

草取りを雨の日に行わない理由をさらに深く聞く機会があったので共有しておきます!

目次

雨の日に畑に入って草取りを行わない理由

先日紹介した理由は

・雑草に土がたくさんついてきてしまって後処理が面倒だから

・畑の外へ土を持ち出してしまわないようにするため

でしたが、今回は追加で

・団粒構造が崩れて畑の土が固くなってしまうため

です!

団粒構造についてご存知の方は多くいらっしゃると思いますが、ご紹介します。

団粒(だんりゅう)

土壌粒子が陽イオンや粘土鉱物、有機物などのはたらきによって結合し、小粒の集合体となったもので、そうした状態を団粒構造という。

これに対して、土壌粒子がばらばらの状態にあるものは単粒(単粒構造)という。

作物栽培上では水の中でも壊れない団粒(耐水性団粒)が重要である。

団粒構造が発達した土は、団粒内部に微細な団粒内間隙(毛管孔隙)ができ、団粒外部には団粒間間隙(非毛管孔隙)ができるため、保水性と同時に通気性や通水性にもすぐれ、作物の生育に好適な状態になる。

団粒を発達させるためには、有機物の施用や根量・茎葉量の多い作物の導入などが有効だが、とくに根量の多いイネ科牧草は団粒を発達させる大きな効果があり、その場合、生きた根(活性根)も重要なはたらきをしている、という。

有機物のなかでは、土の微生物活性を高める分解されやすいものが団粒形成能力が高いとされている。

その点では、完熟堆肥よりも未熟堆肥、未熟有機物のほうが有利、という研究者の指摘もある。

有機物マルチや土ごと発酵の価値を考えるうえで興味深い。

引用元:農文協の会員制データベース ルーラル電子図書館

畑の土には空気も含ませることが重要なようで、土の中の成分を分解する際に空気が必要になるそうです。

そして話を戻すと、雨の日に畑に入ることで、適度に耕して空気を含ませておいた土を踏んで行ってしまうため、畑の土が固くなるそうです。

その理由に関してはより深く調べないときちんとお伝えできないのですが、空気があって分解できる何かの成分が固まってしまうとかどうとかっていうお話でした。

思い返してみるとこの間は、雨の日に少しだけ畑の土を踏んでしまいました、、。(笑)

全く知らないことが多くて楽しい毎日です!

今回ご紹介した理由もより深めるときっともっと楽しくなるだろうし、まだ理由のほんの一部だとも思います。

これからもしっかり勉強して立派な農家になります!

今回もお忙しい中お読み頂きありがとうございました!!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 今回も、面白い豆知識ありがとうございます!😊

    雨の日にあまり畑に入るのがよくないということは、農家の方にとって梅雨の時期の晴れ日がとても貴重なんですね。
    天候は自然なものですから、調節できないので
    そこを乗り越えて農作物を作られている農家さんとても尊敬します!

    これからもブログを楽しみにしてます🌱

    • 一春さん

      コメント頂きありがとうございます!
      いえいえ、私の知識が乏しいばかりに後出しになってしまいました(笑)

      雨の日の作業に関しては、作物によっていろいろな理由があるそうです!
      果樹園ですと、病気が蔓延することを防ぐため雨の日は作業を見送ることもあります!
      また後日雨の日に関する記事をアップしますね(^o^)

      一春さんのおっしゃる通りで、梅雨の間にある晴れの日や、梅雨前の晴れた時期、梅雨後に雨対策を講じることができるため、とても貴重です!
      よくどの農家さんからも「おてんとさん次第」って言葉を耳にします。
      長年作業されている職人の皆さんはその上で工夫をされていてとても勉強になっています!
      一春さんをはじめとした多くの方がお店で農作物を買っていただくことで農家も毎日仕事に励むことができます。
      これからも少しでもお役に立てそうな記事をお届けしますね!
      いつもありがとうございます!!(^^)>

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