畑日記 vol. 8 -レタスのアブラムシ防除-

こんにちは！

いつもAgri Step（アグリステップ）を読んで頂きありがとうございます。

久しぶりの投稿になってしまいました、、

勤め先で農繁期を迎えておりまして、にんにくの芽の収穫に追われています！！

農繁期は大体どの農家さんも朝から日が暮れるまで、場合によっては夜も作業を行います！

楽しいですが体の疲労が溜まってしまうので休み休み頑張ります（＾＾）

さて、今回の畑日記ですが先日行った「夏野菜の定植」、「レタスの防除（農薬散布）」、「ジャガイモの芽かき」について数回に渡って投稿していきます！

畑日記　レタス編

ずいぶん大きくなってきたレタスなのですが、以前よりアブラムシが大量に出てきています。

黒くなっているのがアブラムシです。

実際にレタスがアブラムシによって食べられたものがこちらです。

ずいぶん食べられてしまいました。

実のところ、アブラムシを人が食べても健康には影響しないようです。

しかし、食べられてしまうと見た目が悪くなったり、食べる前に洗って取る作業が生じます。

なので農家さんは基本、農薬を散布します。

被害にあってしまったあとなので遅くはなってしまいましたが、今回私も農薬を使用しました。

レタスの防除（農薬散布）

今回の防除では、「モスピラン（液剤）」を使用しました。

殺虫剤の中でも比較的弱いものです。

発がん性物質が入っていないことから、こちらを選択しました！

ちなみに、「ネオニコチノイド」と呼ばれる成分が入っているのですが、それはミツバチの生態に影響を与えているのではなかろうかと言われている成分です。

あくまで説でして、実際に農家さんからすると、ネオニコチノイド成分の入っている農薬を使えないとなると、かなり作り方が限定されてしまい、栽培が難しくなるそうです。

なので今回私はネオニコチノイドが入っていますが、発がん性のないモスピランを使用しました！

また液剤でなくても、顆粒水溶剤など別の形態でも販売されていますが、私の畑ではそれほど大量に必要ないため、液剤にしました。

普段の農作業では動噴といって、大量の溶液を噴霧できる機械を使って農薬を散布しますが、私の場合とてもこじんまりしているのでジョウロに溶かして防除。

農薬は使用時期が決まっていて、収穫の前日から90日前までなど様々です。

基本的に使用時期が短い農薬ほど強いものではないです。

使用時期を守らずに使用した場合、農薬が作物に残ったままになってしまいます。

実際に農家さんと話した中で「少しだけだから大丈夫だろう」という気持ちで農薬を使用して、使用時期以前に収穫した作物が、残留農薬検査に引っかかってしまったという話は聞いたことがあります。

それを避けるためにも、農家さんによっては農薬の使用時期を意識して、防除暦を作成しています。

防除暦とは、年間を通した農薬散布日程です。

「この時期にはこれを使用する。」というようにその年の気候や害虫の動向を先読みして計画を立てることです。

話が脱線しましたが、私が今回使用したモスピランは使用時期が収穫前日まで可能な農薬ですので比較的弱い農薬になります。

最近はどんどん暑くなってきているので虫も増えてきました。

虫に食べられすぎる前に、そろそろレタス収穫してしまおうかと考えています。

また収穫するときにも記事を更新しますね。

今回もAgri Stepをお読み頂きありがとうございました！

収穫に追われていますが、時間を作ってジャガイモと夏野菜に関しても早く記事作成します！