畑日記vol.12 -ジャガイモの収穫-

こんにちは。

いつもAgri Step(アグリステップ)をお読み頂きありがとうございます。

今回は待ちに待ったジャガイモの収穫を行いました。

雨前にジャガイモは収穫することが基本です。

梅雨時期になると高温多湿な環境となってしまうため、病気になりやすくなってしまいます。

なので私も梅雨前に収穫を行いました。

目次

ジャガイモの収穫

ジャガイモの収穫方法としては、手で掘りましたので茎を引っ張って引き抜き、残ったジャガイモは掘ってひとつずつ土から取り出しました。

スコップで行う場合は、ジャガイモを傷つけないよう、茎を切った後畝の横から少しずつ掘ったほうが良いかもしれません。

綺麗に茎に付いてきてくれるとこんな風になりました!

全部が全部そんな感じではなかったですが、自分で作ったジャガイモがそれなりにちゃんとしていたので感動しました。

しかし、やはり簡単にはいかないですね。

既に病気になっているものや二次成長が起きているものなどが見つかりました。

私の畑で確認できた以下の5つの症状について原因と対策をまとめました。

収穫したジャガイモの状態と対策

「皮の表面がネット状になって乾燥している」

「ジャガイモの表面にぶつぶつがある」

「虫に食べられている」

「こぶ状のジャガイモができた」

「ジャガイモが緑色になっている」

などなど、ジャガイモを収穫した時に気になる症状を書きだしたので家庭菜園でジャガイモを育てる方も是非ご参考にされてください!

ラセット粗皮

原因:ジャガイモ生育中に30℃前後になることで二次成長が起きる。

塊茎が大きくなる時に高温・多湿が続いた。

対策:窒素が効きすぎているため、施肥方法を変える。

土寄せをきちんと行う。

土壌中の温度・水分が変化しすぎないような土を作る。

緑化

原因:日光、遮光、人口光線に晒されたため。

対策:土寄せの精度を高める。

収穫後すぐに日光の当たらない冷暗所で保存する。

皮目肥大

原因:土壌が多湿の場合、ジャガイモ表面の皮目が肥大し、コルク化する。

※そうか病に似ている

対策:堆肥を振って透水性を高める。

浅く植え、豊富に培土を施す。

奇形のジャガイモ

原因:二次成長、黒あざ病による発生

対策:二次成長は土作りを行うことで減らせる可能性がある。

黒あざ病の場合は種芋の消毒を行う。

害虫被害

原因:カブラヤガ、タマナヤガによる被害

対策:薬剤防除を行う。

見つけた時に捕殺する。

※西日本にはカブラヤガが多い

ジャガイモは比較的栽培しやすいとネットなどでは書いていますが、そんなことはなさそうです。

先の記事で黒あざ病はこちらの畑日記vol.9-黒あざ病と風害-でご説明しています。

ジャガイモは連作障害が起きやすく3~4年程は避けたほうが良いようです。

連作障害は、同じ畑で何度も同じ作物を育てると病気になりやすくなることを指します。

私も、今回育てた畑では一時ジャガイモは育てないようにしておきます。

皮が「緑色」、「ムケている」、「ぶつぶつ」のジャガイモは食べられるの?

今回私が収穫したジャガイモはすべて食べることができます。

奇形ジャガイモや、ラセット粗皮(ムケ)は二次成長ですので問題なく食べられます。

皮目肥大(ぶつぶつ)は、呼吸するための小さな皮目が膨れた状態ですので問題ありません。

害虫被害も食べられた箇所などが気になる場合、取り除くと普通のジャガイモになります。

緑色のジャガイモは緑色になった箇所を厚めに切ると食べられるようになります。

ジャガイモには毒素が入っており、食べる際気を付ける箇所としては、「ジャガイモの芽」と「緑色の部分」です。

ジャガイモには毒素が入っているため、基本的にジャガイモの芽部分は取り除いたほうが良いです。

農林水産省の下記サイトにてジャガイモによる食中毒予防が特集されています。

ジャガイモによる食中毒を予防するために

ジャガイモのソラニンとチャコニンという毒素に気を付けるよう呼び掛けてあり、それらがジャガイモの芽、緑色の部分に含まれているとのこと。

今回はジャガイモの収穫に際して、ジャガイモの状態やそれが食べられるかどうかまで記事にしました。

ジャガイモを掘り終わったのでまた後日堆肥を振って畑を鋤きこんだ後、新しく何かを育てようかと考えています!

今回もAgri Stepをお読み頂きありがとうございました!

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